2011年03月02日

「魔・カ・セ・テ Tonight」が出来るまで(1)

魔・カ・セ・テ Tonight [Single, Maxi] / 野水いおり (演奏); manzo, 中野愛子, 知野芳彦 (その他) (CD - 2011)



今回はフライングドッグさんから好評発売中の「魔・カ・セ・テTonight」の楽曲誕生秘話なんぞやってみようかと。



9月初旬、当日記ではお馴染み、アルコール軍曹野崎プロデューサーからメール。


 富士見書房『これはゾンビですか?』
 原作読んでおいてください 
 
 のざき 



氏のメールは大体いつもかように送られてきます。
基本句読点がない(^^)


で、そこから木村先生の原作を読み、さっち先生のコミックを読んだ。


うーんなんだろう、この読後感は。
闇鍋を食べた感じ?
(闇鍋たべたことないんけどさ)



ありとあらゆる情報が、一気に脳内に流入してきた感じ。
でも、どっかで味わったことのある風だった。


そうだよ。


筒井康隆氏の小説を初めて読んだときと同じ読後感だったのよ。
最初に読んだ氏の「乱調文学大辞典」の一節


【ドッキング】どっきんぐ (名)犬の交尾



やられたぁあああああ。って感じ。



曲は2日で出来た。
発注はね、
「キューティーハニー的な、小悪魔な感じ」
だった。

2011年仕様のセクシーソングかぁ。
そしてなんと有難いことに、直しなしの一発で曲のOKをもらった。


萬「で、詩はこれ誰が書かれるんですか?」
野「いや、君で考えてるんだけど。あ。やりたくないですか?」
萬「いえいえいえ!僕でいいんですか?」
野「君のウィットが欲しいんだよね」


あーありがたやありがたや。
普段からダジャレを主食に生きてきた我が人生を、ウィットと誤解昇華してもらったことで、作詞・作曲・編曲のチャンスが巡ってきた。


詩は、第1稿作品は完全NGだったのよ、実は。
タイトルは「絆Sword」
今見返して、よかったぁこのダサいタイトルにしなくて、と胸を撫で下ろしてます。
Aメロだけご紹介。





「絆Sword」

俯きがちな日常たちが
退屈な未来を飼い馴らす

過去から Hide Away
今でも Slip Away




まぁこんな感じ。
エラクHardな内容だったのさ。


NGの理由も納得。
「これだと萬ちゃんに頼んだ意味ないんだよ。このサウンドにちょっとセクシーで面白い歌詞じゃないと」


なるほど。



よぉしわかった。




ゾンビだろ〜、
バイオハザード・・・


ホラーとギャグかぁ・・・


何かドリフみたいだなぁ。


志村ぁ〜〜〜、後ろ〜〜〜  ってか。



そうか!



「志村ぁ〜〜〜後ろ〜〜〜〜」にしよう!





ここから、僕の作詞が始まった。






(2)へ続く!
posted by manzo at 19:27| ドバイ | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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